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次期ハイエンドVRデバイス予想 2019
2019年、そしてこれからのハイエンドVRデバイスはどうなるのか!?
VRデバイスは今買いなのか!?
それとも、次を待ったほうがいいのか!?
Oculu Rift CV1 2016年3月発売、HTC Vive 2016年4月発売、PSVR 2016年10月発売と、第一世代が発売されてから2年を過ぎ、次期ハイエンドVRデバイスはいつ発売されるのか?どのような機能が追加されるのか!?
噂を含めた情報を元に予測してみます。随時更新予定。
もくじ [非表示]
- 1 最初にまとめ
- 1.1 2019年
- 1.2 2020年
- 1.3 まとめると
- 2 次期ハイエンドVRに求められるモノ
- 2.1 広視野角
- 2.2 高解像度
- 2.3 ワイヤレス
- 2.4 軽量化
- 2.5 外部センサー不要
- 3 Pimax 8K
- 4 次期Oculus Rift
- 4.1 Oculus Rift S
- 5 次期HTC Vive
- 6 次期PSVR(PSVR2)
- 7 マイクロソフト
- 8 Valve Index (4/21情報更新)
- 9 その他メーカーの動き
- 9.1 Google
- 9.2 Apple
- 10 なぜ皆VR/AR/MR市場を狙う?
最初にまとめ
最初にざっとまとめてしまうと、、、
ハイエンドVRデバイスの主流はOculus RiftとHTC Vive。PSVRはPSVR2(2020~2022年発売予想)から本格参戦
Oculus Riftは2019年バージョンアップ版Oculus Rift S(2019年後半予想)が出るとの噂。HTC Vive proを買うなら、Oculus Rift Sを待ったほうがいいと思う
HTCは2019年1月に、Vive proにアイトラッキング機能を追加した、Vive Pro Eyeを発表し、同4月に発売予定。細かな機能追加でどんどんリリースしていく戦略のようだ
Oculus RiftとHTC Viveはほぼ同じゲームが出来るのでどちらでもいいけど、モーションコントローラーはOculus Touchの方が握ってる感・撃ってる感があっておすすめ(Vive用新型コントローラーはValveが開発中。発売日は2019年春頃らしい)
次世代の、広視野角デバイスは2020年から開戦だろう!とにかくグラボの性能がさらに良く・お手軽価格ならないと広視野角&高解像度は普及が難しい
価格はPCとセットで20万~30万円ぐらいが続く
PSVR2は技術的に他社より妥協したものになり、独自コンテンツの囲い込みも厳しくなるだろうが、PS5&PSVR2セットで10万以下にはなると思うのでお手頃なVRデバイス
その他にスタンドアロンやお手軽VRデバイスなども続々でるが、ハイエンドVRとは別カテゴリ
2019年
- 新VRデバイスの発売は、Oculus Quest(2019年春予定)とVIVE Pro Eye(2019年4月予定)、Oculus Rift S(噂)
- Oculus、HTC Vive、PSVRの次世代製品は発売はないだろう
- 次世代製品の発表はあるかもしれない。HTC Viveは最初に仕掛けてきそう。あと、PS5の発表もあるか!?
- Oculus、HTC Vive、PSVR以外のメーカーはいろいろ出してくるかもしれない
Pimax 8K(中国の会社、高解像度、広視野角)は2019年初頭予定
2020年
- 各社発表or発売がありそう
まとめると
待つ人:2020年からの次世代まで貯金して待つ!
頑張る人:HTC Vive proかOculus Rift Sを買って、次世代も買う
ほどほどな人:Oculus Riftで我慢して次世代を待つ
とりあえず試したい人:Oculus GoやOculus Questで試してみる
ここからはちょっと詳しく掘り下げます
次期ハイエンドVRに求められるモノ
広視野角
初VR体験で感動!その後Touchで感動!そして次は広視野角で大感動!!
現在のVRデバイスは110度が主流ですが、110度だと水中ゴーグルつけているような感じで、狭いです。人間の水平視野角は約200度なので、半分ぐらいしかカバーできていません
Oculus RiftはOC5(2018年9月のOculus開発者会議)で140度はほぼ完成しており、200度も研究中だそうです。>参考記事「Access Accepted第590回:Oculusの考える新たなVRの姿」
そして、PIMAX社(中国)は、視野角200度のPimax 8K,5K plusの予約開始しています
他に、StarVR社(台湾)が視野角210度のStarVR oneを開発中で、近々開発者版が発売されるようです
ただ、視野角が広くなるということは、描画する3DCGも増えるので超高性能なグラフィックボードが必要になります
そこでOculusはアイトラッキングで視線を追跡して、視点があっている部分を高グラフィックにして、その他の周辺のグラフィックを下げるという方法(フォビエイテッドレンダリング)で、グラフィックボードへの負荷を下げるという研究をしています。でも製品版に組み込めるまではまだ先のようです
高解像度
4K、8Kディスプレイは既にあるので、問題はコストとグラフィックボードの性能次第です
広視野角&高解像度で2重の負担がかかるグラフィックボードはあと2世代ぐらい経つといい感じのグラフィックでラグなく楽しめそうです
ワイヤレス
HTC Viveはオプションでワイヤレスアダプタ(無線化キット)がありますが、日本では認可が下りずに発売されていません
サードパーティのTPCASTがOculus RiftとHTC vive(proは未定)のワイヤレスアダプターを販売中(約3~4万円)です
- TPCAST Wireless Adaptor for VIVE VR0041 CE-01HHTC社のVR機器であるVIVEに取り付けることでワイヤレス化することができるキット製品です。※HTC Vive proは非対応チェック
技術的には出来るのでしょうが、ハイエンドVRデバイスはよりハイクオリティになっていくので、無線では厳しいかなーと思います
軽量化
長時間頭に被るものなので軽い方が快適です
いろいろな工夫で軽くしてほしいですね。ただ視野角を広げるとディスプレイが大きくなるので、重くなりがち
Oculus Rift | 470g |
---|---|
PSVR | 610g |
HTC Vive | 555g |
HTC Vive pro | 765g |
StarVR one | 450g |
Pimax 8k | 499g |
後発機は広視野角ながら軽量化してます
外部センサー不要
外部センサーも邪魔になるもののひとつ。出来れば無い方がいいですね
Windows Mixed Realityは既に「インサイドアウト方式(ヘッドデバイスのカメラや加速器などで人の位置やモーションコントローラーの動きを検知)」で対応済みで、Oculusは2019年春発売予定のOculus Questで使用しています
今後、外部センサー不要は主流になっていくと思われます
外部センサー不要は、外の環境を認識する技術向上によるもので、AR/MRに続くものとなります。HololeneやMagic Leapの様な現実の世界に仮想を重ね合わせるより、カメラで撮った現実の世界に仮想を重ね合わせる方が、主流になりそう
後発機のStarVR oneとPimax 8kは外部センサーが必要で、StarVR one XTはセンサー無しだそうです
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Pimax 8K
中国のPIMAX社によるハイエンドVRヘッドセット。SteamVRに対応しているので多くのSteamのVRゲームが楽しめます
2018年10月末から予約開始しておりPimax 8K, 5K plusは、視野角200度を実現!Pimax 8Kは4K(3840×2160)液晶パネルを左右2枚しており、左右の目は重なるから8Kだとさ~
価格は、Pimax 8K:約11万円(899ドル、送料別)、Pimax 5K plus:約8万円(699ドル、送料別)※センサーやコントローラー別売り
公式サイトで配送先選択に日本が選べるので、公式から購入できると思います。ただし、前デバイスのPimax 4Kのアマゾンレビューは微妙な感じなので、急いで予約はしないほうがいいと思います。発売後のユーザーによる評価をチェックしましょう
次期Oculus Rift
2018年10月末に次期Oculus Rift2の開発中止という噂が流れ、その後にアップグレード版のOculus Rift Sが出るという噂が流れました
重要人物の退社もあったそうですが、どうなっているのでしょうか?
参考記事:「噂:Oculus、PC向けヘッドセット新型「Rift S」を開発中か―若干の解像度向上と外部トラッカー不要化」
これまでいろいろ研究開発してきたのに、次期Oculus Rift2を完全に開発中止というのは考えにくいので、私が思うに次期Oculus Rift2の開発は一時中止して、CV1のアップグレード版Oculus Rift Sを早期にリリースしようということだと推測します
多分、Oculus Rift2に求めるものは広視野角&高解像度、ただしグラボの性能問題があり、快適なVRを提供するためにフォビエイテッドレンダリングも完成させなければならない
Oculus Connect 5の発表よると視野角140度はほぼ出来ているが、他社が200度を出してきてるので200度を完成される必要がある
っと、いろいろ要望を詰め込むと発売が2020年以降になってしまい、他社にシェアを奪われる可能性があるので、その前にバージョンアップ版Sを出しておこう!という流れになったのではないでしょうか
Oculus Rift S
Oculus Rift Sが出るとしたら、「高解像度」と「外部センサーなし」になるのは確実でしょうが、視野角140度になるかは分からない
あと、Oculus Goで対応しているVRメガネには対応しそうです。そして、メガネをかけても余裕のあるスペースが確保されると思います
Sが出るとしたら、2019後半~2020前半ぐらいではないでしょうか。
次期HTC Vive
2019年のCES 2019(家電イベント)で「VIVE Pro Eye」と「Vive Cosmos」を発表!
VIVE Pro EyeはVive Proにアイトラッキング機能を追加したもので、他はProと同仕様。Oculusも開発中のフォビエイテッドレンダリングを先駆けて搭載するようです
ただ、アイトラッキングはそこまで魅力的な機能とは思わない。既にアイトラッキング機能があるFOVEというVRデバイスは忘れられちゃってるし(遊べるゲームが少なすぎるのが問題なのだけど)
その前に、新モーションコントローラーを作って欲しいよね
Vive CosmosはOculus Questに対抗する製品の様で、外部センサー不要でモーションコントローラー付。Oculus Questと少し違うところは、PCにもスマホにも繋げられるというところ。スマホに繋げればスタンドアロン型と様だが詳細は未だ謎です
参考記事:簡単装着の新VRヘッドセット「VIVE Cosmos」やアイトラッキング対応「VIVE Pro Eye」などをHTCが発表
毎年機能を追加してアップデートしていく戦略なら、2020年は広視野角のVive Pro Wideになるのか!?
次期PSVR(PSVR2)
PSVRは他のVRデバイスと比較するとハード・カメラ・コントローラーの能力不足が否めなせんでした。次はPS5と同時に発売してVRを重視したものとなるでしょう
PlayStationの発売周期は6-6-8年となっており、PS4は2014年発売なので、PS5は2020年~2022年ぐらい発売だと思われます
参考記事:「ソニー,PlayStation 4はライフサイクルの”最終局面”に」
ただ、他社もその時期に次期VRデバイスをリリースすると思われるので急いでるとは思います
PSVR2の情報はあまり出てこないので、どこまでの機能を出してくるか!?広視野角は目指すだろうが、外部センサー無しはしなさそう。。。技術的には他社より妥協した物となりそう。なぜなら、PS5を10万や20万円に出来ないので性能に制限がついてしまうから
参考記事:「PSVR2はどんなスペックに?ソニーの特許申請から次世代PSVRはどんな機能が実装されるのかを予想」
ちなみに、コンテンツ量を確保するためにPSVR2はPSVRと互換性があると思う。またPS5もPS4と互換性があるだろう
PSVRは日本語コンテンツが多めで、目玉の専用コンテンツで囲い込んでいるが、今後は厳しくなると思われる。ゲーム制作会社はマルチプラットフォーム(PC&コンソール機)で出すのが主流で、遅れていた日本のゲーム制作会社も続々PCでも出すようになってきているから
SCEのゲームはPS独占が当然だが、他社のゲームはPC(主にSteam)での売上しだいですね。Stemのおかげで日本のゲームマーケットも流れが変わってきている・・・
将来はどのデバイスでもほぼ同じゲームがプレイ出来て、値段・性能で別れていくと思います。PSVR2&PS5は10万以下でVRが体験できるデバイスという位置づけになるだろう
マイクロソフト
マイクロソフトはWindows Mixed Reality(WMR)でソフトウェアからVRをサポートしており、多数のメーカーがWMRを使ったVRデバイスを発売しています
- Acer Windows Mixed Reality ヘッドセット AH101視野(FOV): 95° (フレネルレンズ) ディスプレイサイズ: 2.89インチ×2・解像度: 2,880×1,440(単眼:1,440×1,440)・リフレッシュレート: 60Hz(HDMI 1.4) / 90Hz(HDMI 2.0)...見る
(Mixed Reality:MRと言われておりますが、ほぼVRと変わらないです。カメラの付いたVRデバイスという感じで、いまの所カメラを有効に使ったアプリ・ゲームは無い)
また、ホロレンズ(HoloLens)というARデバイスを製作しています。ホロレンズはまだ高価なのでゲーム用途よりもビジネス用途をターゲットとしています
ゲームをするには現実世界を重ねる(MR、AR)ことより、没入感(VR)がある方が楽しいです
ソフトウェアがあり、ホロレンズも製作しており、さらにゲームコンソール(X-box)も作っているので、VRデバイスを作る技術は全て揃っている
ただ、マイクロソフト製VRデバイスの噂を聞かないのは、デバイスは他社に作ってもらう戦略なのだろう。他社で作ってもらう方が、選択肢が広がり、価格競争も起こりやすいので、広くユーザーに提供できると考えたのだろう
そして、噂では次のX-boxはVR対応らしい
下記記事では、VRゲーム制作会社2社を買収したということで、ソフトウェアとコンテンツで勝負に出るのだろう
参考記事:「Editorial: Xbox Is Well-Poised To Dominate VR Next Generation」
Valve Index (4/21情報更新)
2019年4月1日に突然予告サイトを公開したValve Index
Steamを運営するVALVeは、HTC Viveが使っているSteamVR(Oculus Riftにも対応)というソフトウェアを提供しています
デバイスは作らずソフトウェアでサポートし、VRでもSteamを利用してもらおうという戦略でしたが、VALVeもVRデバイスを開発しており、2019年5月に詳細情報発表&予約受付開始、6月に発売予定だそうです
仮サイト(今は閉鎖されて見れない)や画像以外の情報はでておらず、いろいろなメディアが画像から推測しています
[推測01] アウトサイドイン方式:今主流はインサイドアウト方式だけど、この画像ではカメラは2つしかないので、インサイドアウト方式はできないだろう。つまり外部センサーが必要。開発中のコントローラーもインサイドアウト方式に合わないデザインである
[推測02] 拡張性がある:画像のコントラストを上げると正面中央のカバーの裏に、何かデバイスが入りそうな長方形のスペースがあります。ハンドモーションセンサーのLeapmotionがすっぽり収まりそうなスペースです。もしかしたら、インサイドアウト様のカメラが後付で入るのかも?匂いデバイスなどもあり得ます
気になるところはそんな感じです。それほど驚くような性能をだしてこないでしょう。Oculus Riftと同等か、解像度を上げた程度で、価格は3~4万円代を予想してます
VALVeはゲーム制作会社(今はゲーム配信プラットフォーム会社)なのでデバイス制作のイメージはないが、Steamコントローラーなどを作っており、ハードウェア製造にも積極的になっています。VRデバイスの普及率上昇を見越して、SteamVRをさらに広げる為の参戦だろう
協力していたHTC Viveと真正面からライバルになるので、一悶着ありそうですがお手頃なVRデバイスをだしてくれそうです
VR用新型モーションコントローラーも開発中で、それはHTC Viveで使えるのですが、開発中のVRデバイス用でもあるようです。
参考記事:Valve Shipping New Knuckles Controller Developer Kits ‘In Quantity’
その他メーカーの動き
Googleはスマホ用のVRプラットフォーム「Daydream」を提供しており、そのDaydream対応のスマホを装着するVRデバイスを2017年末に発売しています。
しかし、あまり普及してないようです
噂では、ARデバイスを開発中とのこと。VR/ARディスプレイも開発しているそうなので、ありそう。ただ、Hololensの様な透過型ディスプレイではなく、MR型(カメラで撮った現実の映像に仮想物を重ね合わせる)になるのではないかと考えます
参考記事:グーグル、新たにARヘッドセットを開発か
参考記事:GoogleとLGがVR/ARディスプレイ開発中!「人間の視覚レベルの映像」が表示可能に!
Googleとしては自社のプラットフォーム「Daydream」を普及させたいでしょうが、コンテンツをどう集めていくか・・・。強力なモバイルプラットフォーム(Android、Google play)があるので、モバイルの方から攻めていくと思います
Apple
Appleも開発中との噂。現在のiOSにAR機能や顔認証機能などを追加していってるので、その先はAR/VRデバイスですね
参考記事:アップル、片目8KのAR/VR両対応デバイスを2020年発売か
なぜ皆VR/AR/MR市場を狙う?
人はほとんどの情報を視覚から得ているので、その視覚を変えることができたら、世界を変えることができる、ってことです
エンターテイメントだけでなく、仕事や日常生活へも大きな影響を与える可能性があるので各社布石を打っておきたいのでしょう
2019年はどんな動きがあるか!?
↑応援してくれたら更新頻度が上がるかも
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