VR用 パソコンの選び方<なるべく詳しく解説:Oculus AirLink+Meta Quest2 にも対応
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VRゲームプレイする為のハイエンドVRヘッドセット用パソコン選びの方のご紹介!!初心者向けになるべく詳しく解説してみたいと思います。対象VRヘッドセットは、Oculus Rift /Meta Quest2 + Oculus Link,AirLink / HTC Vive シリーズ / Valve Index / Pico シリーズなどです

※2023年9月上旬:円安で物価は上昇しつつも、グラボ&PCの価格は下げ傾向。円安がさらに進めば価格が上がる可能性がある。

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VR・ゲーム用パソコン選びの基本

最初にゲーミングPCの選び方の結論を教えると、BTOショップで、「グラボ」を優先に考えて、+「CPU」の組み合わせで、予算内のものを選びましょう。

搭載グラボ別PC本体の目安価格帯(ディスプレイ含みません)

大体の目安となります。上の方がグラフィック性能が高く、VRで多くのゲームを快適にプレイしたい場合は、Geforce RTX 3060以上をオススメします。

※2023年5月28日更新

NVIDIA Geforceグラボ

Geforce RTX 409052万~60万
Geforce RTX 408045万~50万
Geforce RTX 4070 Ti24万~43万
Geforce RTX 4070 22万~40万
Geforce RTX 3060 Ti16万~28万
Geforce RTX 306014万~25万

おすすめゲーミングノートPC

ノート版 GeForce RTX 4090 mobile66万~80万
ノート版 GeForce RTX 4080 mobile35万~60万
ノート版 GeForce RTX 3080 Ti mobile26万~60万
ノート版 GeForce RTX 4070 mobile24万~55万
ノート版 GeForce RTX 3070 Ti mobile19万~30万

ノートPC版のGeforce RTXはデスクトップ版とは性能が違います。ノートPC:RTX 3070Ti~4070が、デスクトップのRTX 3060ぐらいに相当します。ただ発熱やCPUの性能違いもあるので、場所に余裕があるならデスクトップがおすすめだしコスパはいい。ノートPCと同スペックのデスクトップPCの場合、だいたいデスクトップPCの方が10万円ぐらい安い

上記グラボは「Oculus Link/Air Link」に対応してます。

推奨スペック

Meta Quest + Oculus Link の推奨スペック(他のデバイスもだいたい同じ)

グラフィックカードNVIDIA Geforce GTX 970 / AMD Radeon RX 460以上
CPUIntel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上
メモリ8GB以上
UBSポートUSB 3.0ポート1つ(Type-Cがおすすめ)
OSWindows 10 /11

Half-Life: Alyxをプレイするには、

グラフィックカード最低:NVIDIA GeForce GTX 1060, AMD Radeon RX 580以上
推奨:未発表

Fallout4VRをプレイするには、

グラフィックカード最低:Nvidia GeForce GTX 1070 / AMD RX Vega 56以上
推奨:Nvidia GeForce GTX 1080 / AMD RX Vega 64以上

スカイリムVR(The Elder Scrolls V: Skyrim VR)をプレイするには、

グラフィックカード最低:Nvidia GeForce GTX 970 / AMD RX 480 8GB以上
推奨:Nvidia GeForce GTX 1070 8GB / AMD RX Vega 56 8GB以上

Borderlands 2 VRをプレイするには、

グラフィックカード最低:NVIDIA GTX 1050 Ti / AMD Radeon RX 470以上
推奨:NVIDIA GeForce GTX 1060, AMD Radeon RX 480以上

Medal of Honor™: Above and Beyondをプレイするには、

グラフィックカード最低:NVIDIA RTX 2080(RTX 2070 SUPER以上)
HDD:180GB以上

Microsoft Flight Simulator VRをプレイするには、

グラフィックカード最低:NVIDIA GTX 1080(RTX 2060 SUPER以上)
推奨:NVIDIA RTX 3070以上
HDD:150GB以上

パソコンの寿命は?

適度な価格:大体15万前後のパソコンを使っていると、2~3年目でメモリ増設したいなと思い、4~5年目で「おっせぇ~なー!新しいの買いたいなぁ~」っとなります

値段や、カスタマイズしたらもっと使えるようになることもあります。

私の場合だと、2014年7月に27万のPCを購入→2回のグラボ入れ替え→メモリ追加で追加費用は12万ぐらい。2020年6月に引退(バックアップとして活躍中)。約6年働きました。グラフィック系の仕事をしてますが、それに使うにはまだ問題ないですが、VRゲームや最新おゲーム(Cyberpunk 2077など)は厳しくなりました。

もし、買ってから2年ぐらいのパソコンであるなら、アップグレードできるかもしれません。でも、古いパソコンに新しいグラボが載せれないことはよくあるのですけど・・・

自作か?メーカー製(BTO含む)か?

BTOメーカー製がオススメ!

自作は安い・かっこいいイメージがある(?)と思いますが、サポート、部品の相性、組み立てコスト、設定コスト、安価でクソな部品を選びがちになるので、断然BTOメーカー製がオススメです

価格だけの点を見ると、自作の方がトータルで安くなると思いますが、安物部品で性能に影響を与えてしまったり、部品の相性という謎の原因で動かないことがあります。そして、組み立てとインストール・設定はめちゃくちゃ大変で時間がかかります。

参考動画>瀬戸浩司氏の自作PCシリーズ

メモリ交換、グラボ交換、HDD/SSD追加・交換できるぐらいまででいいと思います。繊細なCPUにはノータッチで。まぁ自作できる知識がある方はこの記事を読むまでもないですけどね

BTOメーカーとは?

BTOとは「Build To Order」の略で、一式出来上がっているものを買うのではなく、ユーザーが部品を選んで注文し、生産・組み立てしてお届けするサービスです。主にBTOを主力サービスとしているのがBTOパソコンメーカーです

部品を選択といってもゼロから選択ではなく、ある程度パッケージ化されていて、主要部品を変更できるよ、という程度ですが、初心者にとってはかなりややこしい。

昔は、ソニーやNECなどパソコン一式セット(カスタマイズ不可)で販売していましたが、今はほとんど無くなりましたね。ただ、ノートパソコンはカスタマイズが難しいので一式セット(もしくは数点だけ変更可)が主流です

オススメBTOメーカー

多くのBTOメーカーがあります。部品の質やサポートなどを考慮して人気・有名なメーカーがオススメです

など。

Dellやhpなどの海外メーカーは見た目を重視している傾向にあります。私はコスパ重視です。

他はそれほど違いはないと思うのですが、私が今オススメしている「ツクモ」は新部品の導入が早くカスタマイズの柔軟性も高いので気に入ってます!サイトのわかりやすさでは「パソコン工房」がおすすめ。

パソコンケースのサイズ

ゲーミングパソコンを買うなら、拡張スペースが確保しやすい大きいサイズが良い

サイズは各社若干違いますが、「フルタワー」か「ミドルタワー」がオススメです。私はミドルタワーを使っています

フルタワー:横幅22cm~、奥行50cm~、高さ50cm~
フルタワーは奇抜でバカでかいものもありますが、メーカー製は落ち着いたものが多いです。ケースで個性を出したい方は自作がオススメ。メーカー製を買って、ケースを移し替えるというのも出来なくはない

ミドルタワー:横幅20cm~30cm、奥行50cm~60cm、高さ40cm~50cm(大体の目安です)

フルタワーパソコンとPS4/PS5のサイズ比較

ケースはガラス張りなど特別なものを除き、サイズでそれほど価格差は無いので、部屋のスペースが許す限り大きめがオススメ

ミニタワーやマイクロタワーだとグラフィックボードを交換しようと思った時に入らなかったりします

Geforce RTX 3090は横幅30~34cmぐらいあり、グラボはどんどん大きくなる傾向です

NZXT H510 White & Black ミドルタワーPCケース 強化ガラスモデル CA-H510B-W1 CS7943
NZXT H510 White & Black ミドルタワーPCケース 強化ガラスモデル CA-H510B-W1 CS7943
H510IとH510Bは、美しいコンパクトなATX対応ミドルタワーPCケースです。PCの性能を犠牲にすることなく、省スペースなPCを実現できます。
チェックする

さて、メイン部品の解説に行きましょう

マザーボード

とても重要な部品なのですが、パソコンを選ぶ際にあまり目立たない存在。というのも、パソコンのシリーズを選んだ時点でマザーボードは決めているからです

マザーボードは基礎となる部品でマザーボードによって使用できるCPUなど性能の下限と上限を決めます。もう少し詳しく言うと、マザーボードに載っているチップセットが性能の限界を決めます

チップセットは、インテルかAMDなどのCPUメーカーが作っており、インテルのチップセットを使ったマザーボードはインテルのCPUしか載せられません

また、インテルのチップセットを使用したマザーボードならインテルの全てのCPUが載せれるというわけではなく、対応してるCPUのみ載せられます

CPUを交換しようと思っても、チップセットに対応したCPUにしか交換できないので、数年後に最新のCPUに交換というアップグレードは難しくなります

故に、マザーボードとCPUの選択は予算内でできるだけいいものを選びましょう

チップセットのメーカーは2社(インテルとAMD)ですが、そのチップセットを使ったマザーボードはいくつかの会社が作っています。BTOではマザーボードのメーカー名を出さず、チップセット名を表示してるところが多いです

チップセットの選び方

チップセットはCPUとセットなので、CPUを選んだらチップセットも決まります。あとはUSB3の数をチェックするぐらいです。USB3の数は製品仕様に記載されています

Oculus Rift SはUSB3.0が1つ必要です
(CV1の推奨スペックではUSB3.0が3つ必要です

無線ゲームコントローラーのアダプターやマウス、キーボード、bluetoothアダプタなどもUSBなので2.0も含めて必要数をチェックしておきましょう(ほぼUSBハブは必要になりますけどね)

Meta Quest で Oculus Linkを使う場合は、USB3.0が1つ必要です。

Meta Quest2 で Air Linkを使う場合は、USBは不要ですが、5GHzのWi-fi環境などが必要です。別途Wi-fiルータを買う必要があり。

ツクモの場合、モデルの詳細をクリックしてそのページの製品TOPタブに仕様が記載されてます。

USBの種類はいろいろ増えていますね。Rift SならUSB 3.0以上(3.1でももちろん大丈夫)があればOK。Oculus linkを使う場合は、USB 3.0 Type-Cがあれば公式ケーブルを使えます

USBの名称はややこしくなっています。コネクタの形は、長方形のType-Aと楕円形のType-Cがあり、Type-CはUSB3.1以上で使われているそうです。Type-AのUSB3.1もあります

名称古い名称新しい名称転送速度
USB 2.00.48Gbps
USB 3.0USB 3.1 Gen 1USB 3.2 Gen 15Gbps
USB 3.1USB 3.1 Gen 2USB 3.2 Gen 210Gbps
USB 3.2USB 3.2 Gen 2×220Gbps
Thunderbolt 3/4
USB 4.0
40Gbps

USB3.2は未だ一般向けには見かけないですね

ツクモの場合、製品ページの製品TOPにスペック表があります。

USBは複数の種類がありますが、数字が大きければ早いってことです。下位互換があるのでUSB3.2にUSB3.0を指しても問題なし。ただし、Type-Cポートなど差込口の形が違うものが出てきているので注意!

パソコン工房の場合、シリーズを選んだページの下の方の製品仕様に記載されています

Oculus Linkの公式ケーブルはType-C:Type-Cです。最近の新しいパソコンはType-C搭載が増えています。Type-A変換器は使えると思いますが、性能が若干落ちるかもしれません。

私のパソコンのマザーボードが底に見えます。チップセットはインテルZ97 Expressで、マザーボードメーカーはMSi

Oculus Linkとは

Meta QuestとハイエンドPCをつなげて、PC用のVRゲームを遊べるようにするのが、2019年11月から追加された機能「Oculus Link」です

それには、対応のハイエンドPCと高品質なUSB3ケーブルが必要となります。携帯してどこでも遊べ、家に帰ってPCにつなげればハイエンドVRゲームが出来るという良いことずくめです

Oculus Linkをするには

対応グラフィックカード

対応しているグラフィックカードは、NVIDIA Geforce の1060、1070系、1080系、16**系、20**系、30**系以上、と一部Radeonシリーズになります。このページで紹介しているものは対応してます。

Meta公式サポートサイトで対応グラボを公表しています。(※公式サイトでは30**シリーズは記載されてませんが、多分対応してるはず)

USBケーブル

高品質なUSB-CタイプのUSB3.0ケーブルが必要となります。

Metaから公式の光ケーブルを使った5mのUSBケーブルが発売されています。お値段は10,780円(税込、送料込)とお高いですが、信頼できるでしょう。

Quest Linkケーブル(公式): 10,780円(アマゾン)/10,780円(公式サイト

Quest Linkケーブル
Quest Linkケーブル
QuestとRiftの両方の世界から選りすぐりのコンテンツをプレイするための、高速光ファイバーケーブルです。USB 3 Type-C、長さ5mで、対応するゲーム用PCとMeta Quest 2またはMeta Quest ヘッドセットを接続します。
チェック

タイプ:フル機能のUSBアクティブ光ケーブル。USB 3.2 Gen 1 Type-C
信号要件:USB 3.2 Gen 1 (最大速度5 Gbps)、USB 2 後方互換性

USB Type-Cコネクタが無い場合は、追加でボードを入れると使えますが、ボードを刺すスペースがあるか、電源は確保できるかを確認しましょう。

玄人志向 ASMedia社製 ASM3142搭載 USB3.2 Type-C×2 インターフェース PCI-Express×4接続 USB3.2C-P2-PCIE3
玄人志向 ASMedia社製 ASM3142搭載 USB3.2 Type-C×2 インターフェース PCI-Express×4接続 USB3.2C-P2-PCIE3
インターフェース:PCI Express 3.0 x2。給電ポート:SATA電源コネクタ。スリムタワーケース対応
チェック

他社製のUSBも販売されていてお安く手に入ります。KIWIなど

繋がらない時は?
  • USBケーブルをPCの背面コネクタに接続してみる
  • Metaアプリ「公開テストチャンネル」は無効にする
  • USB 3.1(Gen 2)ポートを使ってみる
  • USBテストでチェック

Air Linkとは、Meta Quest2 で Wi-fi無線通信を利用して、コード接続無しでPC版のVRゲームやアプリで遊ぶ公式の機能です。Meta Quest2 で この記事で紹介しているOculus Link対応したPC5GhzのWi-fi環境(11acもしくは11ax以上)があればできます。

煩わしいコード無しでクオリティの高いPCVRゲームを楽しめる超最高な機能ですが、Wi-fi環境によってはラグが出たりします。ただ、無線は超快適なので最近はこっちばかり。

詳しい設定方法は↓こちらを参考にしてください

【初心者でもわかる】Oculus Air Linkの設定しよう!

【初心者でもわかる】Oculus Air Linkの設定しよう!

Oculus Air Linkとは、Oculus Questで無線Wi-fiでPCと接続して、ワイヤレスでありながら、PC用VRゲームが遊べるという優れもの!! ただし、USBケーブルで有線接続...

CPU

パソコンの頭脳に当たるCPU(Central Processing Unit

複雑な計算をするCPUですが、ゲームだけする場合それほど重要でもはない部品です。(ただ、VRChatではCPUをよく使うらしい)

何故なら、ゲームにおいて最も負荷になるのはグラフィックの描写で、一つ一つの複雑な処理をしていくCPUよりも、簡単な処理を複数並列して処理していくGPUの方が重要になるからです

特にVRゲームは360度の3DCG空間を素早く計算・描画する必要があるので、GPUはとても重要な存在。そのGPUはグラフィックボードに載っています

Quest2 Oculus Link(PCVR)の推奨CPUスペックは、
Intel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上

となっております。その他の部品を考慮しないと今5万円で買えるパソコンでもIntel i5-4590よりも良いCPUが載っています。並の性能があればイイってことです

ただし、CPUは交換は容易ではないので、お財布の許す限りできるだけ長く使えそうなものを選ぶと良いと思います。ただし最重要なのはグラボです。

>めちゃくちゃ参考になるCPU性能比較表

上のリンク先ページで、グラフでCPUの性能目安をまとめており、めちゃくちゃ分かりやすいです

インテルのCPU

世界シェアno1のCPUメーカーインテル(intel)!シェアは約8割ですが、ライバルのAMDも頑張っています

インテルの今メジャーなCPUシリーズは、Core iで「Core i9」「Core i7」「Core i5」「Core i3」という種類があります

数字が大きい方が高性能で、i9は超高性能を求めるユーザー用i7は高性能をユーザー用です。もちろん高性能な程お値段は高くなります

「Core i7-8700K」など各シリーズのあとに5桁の数字が付き、数字が大きいほど高性能です。数字の最後にローマ字が付くものは、付かないものより少し性能アップ版・カスタマイズ版・特別版です

オススメは「Intel Core i7」でも、i7を選ぶことでより良いグラボを選べないなら、i5に落としてもいいと思います

↑私のパソコンのCPUはこのファンの裏にあります。CPUは最も熱を発する部品なので、特大のファンが付いてます

AMDのCPU

インテルのライバルで、安いPCに使われていることが多いですが、化け物級CPUはAMDが優位だったりします。

>AMDのCPU性能比較表はこちら

インテルのCPUと単純にコア数とクロック数で比較するとAMDのCPU価格はインテルの約半分ぐらい

なのでコスパを考えるならAMDの方がいいのだけれど、単純に比較は出来ないようで価格を参考に比較した方がいいらしい

まぁ、今はCPUクロック数の限界にきていて、コア数を増やすことで性能を上げているので、インテルとAMDの差はそれほどないらしいけど

結局インテルとAMDのどっち?

私の場合、ゲーム専用機を買うならAMDで、仕事(デザインや動画編集、CGなど)にも使うならインテルかなって感じです。信頼性としては、インテル+GeForceが安心です

最初にも述べましたが、CPUはゲームに関してはそれほど重要な部品ではないので、どっちでもいい!

CUP冷却グリス

CPUとその上に載っている冷却装置の間に塗る潤滑油のようなもの

CPUを交換する時ぐらいにしか見ることができないですが、BTOパソコンの選択肢では「標準」の他に複数の高性能グリス(ダイヤモンドとか、プラチナとか)を選べるところがあります

ぶっちゃけ効果は分からないし、検証ブログや動画を見てもあまり変わらないらしい。でもなかなかメンテナンスできない部分なので、長期間使いたい人は高性能なものでもいいかも。+数千円で、ダイヤモンドとかプラチナが選べるのはなんか贅沢なかんじ♬

CUPファン

CPUの上に載っているファン。基本的には標準でOK!

水冷式のものは冷却性能がとても高く、お値段も高めです。標準的なVRゲームの遊び方であれば、標準ファンで問題はないです。お金に少し余裕があるなら入れてもいいかも。

VRゲームで、グラボの限界以上の設定で遊びたいとか、4Kや8K VRデバイスで最高グラフィックで遊びたい方などは、水冷がいいと思います。ただ、場所を取るので拡張性の制限もでてきます。

下の画像は私のPCのものですが、少しグレードを上げたCPUファンですが、めちゃでかいです(水冷ではないです)。

メモリ

16GB(ギガバイト)以上は欲しい。余裕があれば32GB

8Gでもいいのですが、Fallout4VRなど一部のゲームは16GB推奨なので、やっぱり16G!

メモリは追加が容易なので、パソコン購入時に揃えなくても後で追加で全然OK!!

大体のパソコンにはメモリの差し込みスロットが4~8つあり、4スロットの場合2スロット、8スロットの場合4スロット空くように注文すると、後で2倍に増やす事ができる

※基本は4スロット。8スロットはガチ勢用

メモリは一時的にデータを置いておく所。「作業机の広さ」といったイメージ。広いほうがいろいろ置けるし、作業もしやすいのです

ちなみにグラフィックボードにもメモリが付いており、それはグラフィック専用の作業机というイメージ

まぁ、広いに越したことはない

上の画像ので32GBメモリを選ぶ場合、8GB×4個か16GB×2個のどちらかを選べる

8GB×4個の方が安いけど、このPCはスロットが4つしかないので、空きが無くなり後で拡張したい場合、すべて交換する必要がある

というのもメモリは仕様を揃えないと動かないので、「8GB×2個と16GB×2個(合計48GB)」という組み合わせは出来ないからです

16GB×2個を選んでおけば、2スロット空いているので後で16GB×2個を追加可能。合計64GBにパワーアップできる!

ちなみにメモリは2個セットで買うべし。上の画像では16GB×1個というのがあるが、「デュアルチャンネル」という高速化技術を使えないのでもったいない

あと、追加する場合「DDR4-2666」の部分も揃える必要があるので気をつけよう!

↑上からの写真だとちょっと分かりにくいが4つのスロット中2つにメモリが刺さってる

グラフィックボード/GPU

やってきました主役のグラフィックボード!

グラフィックボード、省略してグラボやGPUなどと呼ばれることもありますが、同じもので、グラフィックボードにはGPU(Graphics Processing Unit)が載っています

GPUプロセッサの見た目はCPUと似ていますが、高性能なものはファンやヒートシンク(熱を効率的に逃がすもの)に囲まれており、拝見するのは難しい・・・

GPU・グラフィックボードは交換・追加は容易ですが、たまに相性の問題が起こります。私も過去に1回ありました。また、追加には「PCI Express [x16]」スロットとグラフィックボードが入るスペースが必要です。年々サイズは大きくなっています

グラフィックボードは最もスペースを取るパーツ!

GPUは、グラフィックの描画を担当しています。3DCGは点と線で出来たポリゴンで表現されており、カメラが動くとそのポリゴン一つ一つが動きます。その途方もしれない数のポリゴンの動きや表情を描画するのに、複数の計算を並列処理するGPUが活躍するのです

VRは360度3DCGの世界に没入するので、GPUは超重要な部品です

GPUを作っているのは主にNVIDIA(エヌビディア)AMD(上に出てきたCPUも作ってる会社)の2社

そのGPUを使って、多数のメーカーがグラフィックボードは作っています。

各社のゲーム用GPUブランド名は、


NVIDIA:Geforce(ジーフォース)


AMD:Radeon(ラデオン、レイディオン)

の2強!しかし、シェアはNVIDIA:Geforceが9割以上で、NVIDIAの圧勝!!
CPUとは違い、GPUはで結構技術が違うので、信頼性・性能・機能の面で

NVIDIA:Geforce一択!

RadeonはGeforceの後を一生懸命追っかけているが追いつけない感じです。BTOショップではRadeonを選べなかったりします。

VRゲーム向けのGPU/グラフィックボードの種類・価格

数字が多い方のグラフィック性能が高く、VRで多くのゲームを快適にプレイしたい場合は、Geforce RTX 3060以上をオススメします。

※2023年5月28日更新

NVIDIA Geforceグラボ

Geforce RTX 409052万~60万
Geforce RTX 408045万~50万
Geforce RTX 4070 Ti24万~43万
Geforce RTX 4070 22万~40万
Geforce RTX 3060 Ti16万~28万
Geforce RTX 306014万~25万

おすすめゲーミングノートPC

ノート版 GeForce RTX 4090 mobile66万~80万
ノート版 GeForce RTX 4080 mobile35万~60万
ノート版 GeForce RTX 3080 Ti mobile26万~60万
ノート版 GeForce RTX 4070 mobile24万~55万
ノート版 GeForce RTX 3070 Ti mobile19万~30万

ノートPC版のGeforce RTXはデスクトップ版とは性能が違います。ノートPC:RTX 3070Ti~4070が、デスクトップのRTX 3060ぐらいに相当します。ただ発熱やCPUの性能違いもあるので、場所に余裕があるならデスクトップがおすすめだしコスパはいい。ノートPCと同スペックのデスクトップPCの場合、だいたいデスクトップPCの方が10万円ぐらい安い

各性能の比較はこちら
> Geforce GTX 性能比較

Geforce RTX 20シリーズ以降の「レイトレーシング」について

詳しい内容についてはこちらの記事など。

VRにおいてリアルタイムレイトレーシングが使えると、さらにリアルな光の演出が可能な技術。高グラフィックのPCゲームは対応しているのが多いですが、VRで使用するにはさらなる技術の向上が必要です

VRレイトレが本格的に体感できるのはRTX 60シリーズ(2026年頃?)ぐらいだと思います。VRの普及、VRゲームの対応、接続ケーブルの容量の問題なので、時間がかかるかも

HDD・SSD:記録デバイス

ゲームのデータなどを記録する記録デバイス

現在は、

  • HDD:ハードディスクドライブ(上の画像はHDD)
  • SSD:ソリッドステートドライブ
  • M.2 SSD:SSDの進化版(接続コネクタが違い、マザーボードにくっついてる感じ)

のHDDとSSDが主流で、M.2 SSDも最近は標準搭載に!?

Western Digital ウエスタンデジタル WD Blue 内蔵 HDD ハードディスク 4TB
Western Digital ウエスタンデジタル WD Blue 内蔵 HDD ハードディスク 4TB
CMR 3.5インチ SATA 5400rpm キャッシュ256MB PC メーカー保証2年 WD40EZAX-EC 【国内正規取扱代理店】
チェック

HDDは安くて大容量だが遅い。ゲームや動画の保存用に。

Crucial SSD 1000GB MX500 内蔵2.5インチ 7mm MX500
Crucial SSD 1000GB MX500 内蔵2.5インチ 7mm MX500
(9.5mmスペーサー付属) 5年保証 【PlayStation4 動作確認済】 正規代理店保証品 CT1000MX500SSD1/JP
チェック

SSDは早いが、HDDと同容量での価格差は約2倍!HDDと同様に増設などがし易いので、今遊んでいるゲームのデータ用や、編集中の動画の保存用に。ゲームクライアントや3DCGソフト、映像編集ソフトなども、SSDに入れるのが良い!

M.2 SSDは、めちゃ早く、お高めで、増設がしにくい。マザーボードによるが、1~2個まで。OSを入れて、余った分にゲームや編集ソフトなど。ただし、半分ぐらいは残しておきたいので、1TBを選び500MB使う感じ。

それぞれの価格差は、(2023年4月14日Amazon.co.jp調べ

  • HDDの1TB:5,000~6,000円ぐらい
  • SSDの1TB8,000~10,000円ぐらい
  • M.2 SSD gen38,000円ぐらい
  • M.2 SSD gen4:12,000円ぐらい

M.2 SSDの普及に伴い価格が下がり、買いやすい価格帯になってきている

スピードの比較は、一概に計測しにくいのですが、SSDはHDDの3~4倍ぐらいのスピード!

さらに、M.2 SSDはSSDの6~10倍ぐらい早い。M.2 SSDはマザーボードに専用端子がある必要があり、後付けは難しい。外付け用ケースがあるがUSBが遅いのでもったいなさ過ぎる!(GbpsとMB/sの違いに騙されるな!)

HDD・SSDはどれを選べばいい?

予算があるなら、M.2 SSD(1TB)を+SSDもしくはHDD(4TB

もしくはSSD(1TB)+HDD(4TB~)

SSDやM.2 SSDをOS用の記憶デバイスにすると、パソコンの起動が劇的に早くなる。ゲームのデータもSSDに保存すると、早くなる!しかし、容量は限られるのでサブとしてHDDが欲しい。特にゲームをいっぱいインストールする人は!

ゲームは基本HDDに保存だけど、特別な(重い)ゲームだけはSSDに保存するのがいいと思います。SSDに保存するとロード時間はかなり早くなります

M.2 SSDはマザーボードにぺったりくっついてる形で、増設などがしくにので出来れば購入時に付けてもらったほうがいいです

OS(オペレーティングシステム)

Windows 11もしくは10

ゲームはWindowsが最強。Macは避けましょう!

電源

見落とされがちな電源。パワフルなGPUにはパワフルな電源が必要なんです

推奨スペックなどには電源については書かれていないですが、VRヘッドセットの電気もPCの電源からもらっているので、一応チェックしておくべき

一番電源を使うのはGPUとCPUで、その仕様の消費電力の合計×2ぐらいが目安

ハイエンドVRでは、800W以上欲しいところです。筆者は1200WでRTX2080Tiを使用してます

>電源の容量チェック

上記サイトの目安より少し余裕があるのがいいです

光学式ドライブ(DVD/Blu-ray)

近頃ほとんどのゲームはダウンロードなので、DVDドライブって使ってないですね。無くていいような気がしますが、トラブル時に使うこともあるので、DVDドライブぐらいはあっていいと思います

もし処分するPCがあるならDVDドライブだけ取っておくのもあり。ほとんどのドライブは互換性があります。

Blu-rayドライブは、PS4があればいいかなっと。PS4のゲーム以外でBlu-rayを使ったことないですけど~

ディスプレイ

ディスプレイはゲーミングパソコンを買う場合、基本的には標準セットで付いてないので、必要な場合はオプションで追加する必要があります

BTOショップでセットで買うより、Amazonなどで買ったほうが少し安く手に入るかもしれない(同製品だとセットの方が安い)

サイズなどは置くスペースを考えて、20インチ以上のFHD(フルハイビジョン):1920×1080であれば問題ないと思います

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チェック

VR内の巨大ディスプレイで動画や映画を見たり作業もできちゃうので、ディスプレイの小さなノートPCというのも有り!最近のゲーミングノートPCは高性能なグラボ付いるのもありますからね

ここからはじまる、VRパソコンの選び方

ということでパーツの解説が終わり、いよいよパソコン選びです!長かった・・・・

オススメな選び方は「GPU(グラフィックボード)と予算から選ぶ」です

GPU(グラボ)で大体の価格帯が決まってくるのでそれを元にして、その他のパーツを調整します

グラボごとのパソコンの参考価格帯(※ディスプレイ価格は含みません)

※2023年5月28日更新

NVIDIA Geforceグラボ

Geforce RTX 409052万~60万
Geforce RTX 408045万~50万
Geforce RTX 4070 Ti24万~43万
Geforce RTX 4070 22万~40万
Geforce RTX 3060 Ti16万~28万
Geforce RTX 306014万~25万

おすすめゲーミングノートPC

ノート版 GeForce RTX 4090 mobile66万~80万
ノート版 GeForce RTX 4080 mobile35万~60万
ノート版 GeForce RTX 3080 Ti mobile26万~60万
ノート版 GeForce RTX 4070 mobile24万~55万
ノート版 GeForce RTX 3070 Ti mobile19万~30万

ノートPC版のGeforce RTXはデスクトップ版とは性能が違います。ノートPC:RTX 3070Ti~4070が、デスクトップのRTX 3060ぐらいに相当します。ただ発熱やCPUの性能違いもあるので、場所に余裕があるならデスクトップがおすすめだしコスパはいい。ノートPCと同スペックのデスクトップPCの場合、だいたいデスクトップPCの方が10万円ぐらい安い

あくまでも参考です。盛ればもっと高くなります

オススメ&お手頃の価格例だと、15~20万円ぐらいのGeforce RTX 3060Geforce RTX 3070!

Meta Quest 2(58,800円)と、あとOculus Linkケーブル・エリートストラップなどいろいろで、合計25万円ぐらいでVR環境構築!!

Meta Quest2 — 128GB
Meta Quest2 — 128GB
ワイヤレスのオールインワンVRヘッドセット - ワイヤレスVRの自由を体験してみてください。PCもコンソールも不要です。
チェック

よりハイエンドVRを楽しむなら40万円程度は予定しましょう

PS5+PSVR2が13万円ぐらいなので、倍の価格です!が、Quest2だとスタンドアロンもできるし、VR対応PCならハイエンドPCゲームもできる!!さらに、ゲームや動画、3DCGなどクリエイターにもなれるのでPCがオススメだよ

おすすめのパソコン構成

おすすめ!ハイエンドVR用ゲームPC:21万円

オススメ① G-GEAR GA5J-C230/B3 GeForce RTX 4070

207,800円(税込)※2023/8/4時点の情報です

マザーボードASRock B660 Pro RS (M.2ヒートシンク X2搭載カスタマイズモデルATX)
CPUIntel Core i5-13400F
(P6+E4 10コア | 16スレッド | P2.5+E1.8GHz、TB時最大4.6GHz | 20MB キャッシュ)
メモリ16GB (8GB x2枚) DDR4-3200
OSWindows 11 Home
グラフィック
記録デバイス1TB SSD (M.2規格 / NVMe接続)
電源750W 80PLUS GOLD対応
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込み対応)
その他前面:USB3.0ポートx2
背面:USB 3.2(Gen 1) ポート ×4
USB 2.0ポート ×2

沢山ゲームする人は、HDD追加もオススメ!

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おすすめ!ミドルクラスVR用ゲームPC:約14万円

おすすめ② G-GEAR GA5J-B221/B2 GeForce RTX 3060

手頃な価格でFallout4VRもHalf-Life: Alyxもプレイ可能!
139,700円(税込)※2023/7/1時点の情報です

マザーボードASRock B660 Pro RS (M.2ヒートシンク X2搭載カスタマイズモデルATX)
CPUインテル® Core™ i5-12400 プロセッサー
メモリ16GB (8GB x2枚)DDR4-3200
OSWindows 11 Home
グラフィック
記録デバイス500GB SSD (M.2規格 / NVMe接続)
電源CWT製 550W (定格 500W) 80PLUS BRONZE対応
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込み対応)
その他前面:USB3.0ポートx2
背面:USB 3.2(Gen 1) ポート ×4
USB 2.0ポート ×2

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おすすめゲーミングノートPC

ゲーミングノートPCのおすすめは品薄も多く、今は無し!一応、モバイルRTX3060がお手頃

前のパソコンを処分する前に

使える部品は新しいパソコンに移植しましょう!

HDD/SSD

ほぼ移植可能。ノートパソコンからデスクトップへ移植する場合は、サイズやコネクタが違いますが、アダプターなど使ってガチャガチャやればだいたい繋がります。

昔のデータを持っていけるし、容量もアップ!ただPCケースのスペースもあるので、中に入らない場合はUSB接続外付けHDDケースっというのもあります

光学式ドライブ

DVDドライブやBlu-rayドライブなど、ほぼ移植可能。ノートパソコン用のものをデスクトップへの移植は、中に入れるのは難しい。USB接続などならアダプターを使えば出来る。

新パソコン購入時に光学式ドライブを無しにしたら値引きになるショップもあります

メモリ

形式(DDR3やDDR4など)同じなら移植可能。だけど、年々変わっているので移植できないことのほうが多い

グラボ

同じGPUだったらSLI(2枚挿して連結)して使えます。違うGPUだったら移植は可能ですが、使用するのはどちらか片方だけなのであんまり意味が無いです

ただ、3DCG制作で違うグラボがあっても両方活用してくれるソフトもあります。また、複数ディスプレイをする場合、1グラボで4ディスプレイまでなので、複数あると4枚以上のディスプレイを使えます

電源

新しく買うのより性能がいいのなら。だいたい移植可能。

ファン

新しいパソコンのファンが壊れた時様にとっておいてもいいかも。サイズは何種類かあるので要チェック

キーボード・マウス

気に入ってるならそのまま使いましょう

そして、パソコン購入時に古いパソコンを下取りで出すと1,000円ぐらい割引してくれます。ただし、マザーボード、CPU、メモリを抜いてたり、破損が著しいものは下取りしてくれないのでご注意を。

まとめ

パソコン選びは大変ですね~

価格は年々下がるものなので、タイミングとしてはCPUやGPUの新商品が出た頃が狙いめかも!

新商品が出て、値崩れした旧商品を買うとか、ちょっと値段が落ち着いてきた新商品を買うとか

でも、一番は買える時に買う、だ!

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