2026年9月15日、Valveの新型VRヘッドセット「Steam Frame」が日本でも発売されました。
国内ではKOMODOが販売し、
価格は256GBモデルが19万9980円、1TBモデルが24万4980円。
約20万円。やっぱり高い!
2025年11月23日の当ブログ記事では、10~15万円くらいと予想していましたが、20万円ということでした。米国の値段は1,059ドルなので、ドル円が155円だと164,145円です。円安・手数料・消費税などが関係してるのかも。
そんな高価なものですが、256GBは販売当日に売り切れになっていました。
アイトラッキング、高性能プロセッサ、専用Wi-Fiアダプターなどを考慮しても、20万は高い。VRブームは終わっているのに高価なデバイスが即売れは、供給がかなり少ないのかな。Valveの製品はだいたい即売れなので、そんなところですね。
Steam Frameの概要
Steam Frameは、Steamというゲーム配信プラットフォームを展開するValve社による、2代目のVRデバイスです。
専用の6GHz Wi-Fiアダプターを使ってPCとワイヤレス接続し、SteamVRのPCVRゲームを遊べるほか、PCなしのスタンドアロンVRにも対応します。
SteamOSを搭載しており、対応するVRではない通常のSteamゲームの一部も本体単体でプレイ可能。
イメージとしては「頭に装着するSteam Deck+ワイヤレスPCVRヘッドセット」のようなデバイスです。
初代Valve Indexは、2019年11月発売でフルセット(HMD+コントローラー+ベースステーション2台)約14万円でした。ライバル初代Oculus Questは5万円ぐらいで、VIVE Pro フルセットが18万だったので、最高値ということでもなかった。
一方、VIVE Focus Visionは23万なので、全体は値上がりしたけど、価格の位置関係はあんまり変わってない感じ。
Steam FrameとQuest 3との比較
| Steam Frame | Meta Quest 3 | |
|---|---|---|
| 価格 | 199,980円~ | 102,300円~ |
| SoC | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon XR2 Gen 2 |
| RAM | 16GB LPDDR5X | 8GB |
| ストレージ | 256GB / 1TB | 512GB |
| microSD | 対応 | 非対応 |
| 解像度 | 2160×2160 / 片目 | 2064×2208 / 片目 |
| レンズ | パンケーキ | パンケーキ |
| 最大視野角 | 約110度 | 約110度 |
| リフレッシュレート | 72~144Hz ※144Hzは実験的 | 最大120Hz |
| アイトラッキング | あり | なし |
| 標準パススルー | モノクロ | カラー |
| カラーMR | 別売カメラが必要 | 標準対応 |
| PCVR | 専用6GHzアダプター付属 | Wi-Fi / USB接続 |
| 対応Wi-Fi | Wi-Fi 7(2×2) | Wi-Fi 6E |
| OS | SteamOS 3 | Meta Horizon OS |
| 通常のSteamゲーム単体動作 | 対応タイトルあり | 基本不可(PC接続で可) Xbox Cloud Gaming対応 |
| 重量 | 約440g | 約515g |
| 主な用途 | PCVR・Steamゲーム・VR | VR・MR・PCVR |
価格が約2倍の差で、ざっくりCPUシングル約50%、マルチ約100%で、GPUは30%アップぐらいのようで、メモリは2倍です。
パススルーについては、26,980円のカメラをつけるとカラーになります。
Steam FrameはただのVRヘッドセットではない
Steam Frameは、VRだけじゃないことが特徴!!
・Steam Frame単体でVRゲームができる:Half-Life: AlyxがPCなしでプレイできる!!
・ゲーミングPCからSteamVR/Steamゲームをストリーミング!
・Steam Frame対応のSteamゲームを単体でプレイ!
という3種類の使い方ができる。
ただ、Steam Frame対応のSteamゲームは150本ぐらいしかないので、これから増えるのを期待。
また、実機レビューによると、『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition』や『METAL GEAR SOLID V』などは比較的快適に動作したそうですが、『FINAL FANTASY XV』では720p・低画質でも30fpsの維持が難しかった、とのこと。
▼Valve Steam Frame Review: Competent as a standalone VR, but wireless streaming remains the focus
バッテリーも十分ではないようです。『Half-Life: Alyx』をSteam Frame単体で動かした場合は約1時間、PCからストリーミングした場合は2時間以上動作したという記事もあります。
▼Steam Frameレビュー。Steamの「VRゲーム」と「VRじゃないゲーム」を遊べるヘッドセット、しかしスタンドアローンでは力及ばず
つまりSteam Frame単体なら、インディーゲーム、軽量ゲーム、少し古いPCゲーム、あたりとの相性が良い。
最新AAAゲームを遊ぶなら、結局ゲーミングPCからSteam Frameへストリーミングする方がいい!
最大の魅力は快適さかも
Steam Frameなら専用Wi-Fiアダプターがあるので、それをPCに刺すだけで、低遅延でストリーミングできる。Wi-Fi買って設定や設置場所を考えるのとかが不要!
さらにアイトラッキングを利用した「中心窩ストリーミング」にも対応する。視線を向けている部分の解像度を上げて、他を下げることで、データ量を削減して、高グラフィックなゲームもプレイできるそうです。
装着感はかなり良さそうで、Quest 3より軽いうえ、Steam Frameはバッテリーを後頭部側に配置しており、顔の前側に重量が集中しない設計です。
KOMODOでは見つけられなかったが、公式のヘッドバンド、ノーズパッド、ハンドストラップがあり、それを使うとより快適になりそう。59ドルなので、日本円だと1万円ぐらいするかも。
まぁ、Questシリーズにはサードパーティ製アクセサリーが大量にあり、BOBOVRやKIWIなどのヘッドストラップへ交換すれば、Questの重量バランスや装着感も改善できるんですけどね。
Steam Frameが向く人
Steam Frameが向くのは、Steamのライブラリが充実していて、ゲーミングPCもすでに持っている人ですね。専用アダプターをPCに挿すだけで低遅延のストリーミングができ、Wi-Fiの設定や置き場所で悩まずに済みます。
440gと比較的軽く、バッテリーが後頭部側にあるので、長時間のPCVRでも疲れにくそうです。アイトラッキングを使った中心窩ストリーミングにも対応するので、重いゲームにも余裕が出るでしょう。
Steam Machineを持っている人なら、組み合わせの相性もよさそうです。結局のところ、「PCVR専用機」として割り切れて、20万円を出せる人向けのデバイスだと思います。
Steam Machineを買った方なら、最強のコンビにはなりそうですね。
まとめ
まとめるとSteamゲーマー向けの高価なVRデバイスって感じですね。
Meta Quest 3なら約10万、Meta Quest 3Sなら約6万なので、ざっくり1.5倍程度の性能差と考えると、価格は高い。3Sで満足している、私は買えないです。
パススルーが標準モノクロというのもマイナス点。MRが意外と快適なんですよね。もっと軽くしてくれたら、MRで生活したい。
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私は、そろそろ発表すると噂のMetaの次世代MRデバイス「Project Phoenix」か、来年発売するかもしれないQuest4を待っています。「Project Phoenix」が同価格帯だと、Frameはだいぶ不利なのでは?
Meta Connect 2026は2026年9月23〜24日開催です。